皆さん知っていますか?
野生のハムスターは、あんな小さな身体にもかかわらず、一日に20~30kmも走ります。
まさにアスリート。オリンピックも目じゃありませんね!
そんなハムスター達は、運動不足になるとストレスMAXになってしまい、よくありません。
そこで今回は、ハムスターが運動するためのおすすめグッズをご紹介します。
ハムスターは、狭いケージの中だと簡単に運動不足になってしまいます。
運動不足はストレスが溜まるばかりか、肥満や病気の原因にもなってしまいますので、注意が必要です。
回し車の選び方。注意すべき3つのポイント
ハムスターの運動グッズと言えば、やっぱり回し車ですね。
狭いケージの中でも、ハムスターの“走りたい欲”を満たしてくれる回し車は必須アイテムです。
しかし、回し車と一口に言っても、様々な種類やサイズがあります。
ハムスターのサイズやケージの形などを考慮し、合ったものを準備してあげましょう。
回し車選びのコツ1.大きさに気をつける
回し車は、ハムスターの身体に合うサイズを選びます。
もし、回し車が小さすぎるとハムスターが反るかたちになってしまい、背骨を傷めてしまいます。
ハムスターと回し車の大きさをしっかりチェックして選ぶことが重要です。
大抵の回し車には、ゴールデン用、ドワーフ用とパッケージに表記されているので、しっかり確認してから買います。
もしわからない場合は、ペットショップの店員さんにハムスターの品種を伝えて、サイズのアドバイスをもらいましょう。
※注意ポイント※
これからハムスターを飼うという人が、売られている(飼う予定の)ハムスターを見て、適当に回し車を選ぶことがあります。
しかし、ペットショップに売られているハムスターはまだ幼生期で身体が小さいので、飼い始めた途端に大人になり、回し車が使えなくなってしまうことがあります。
素人判断で適当に回し車のサイズを決めたりせず、わからない場合にはショップの店員さんに助けを求めましょう。
回し車選びのコツ2.形に気をつける
サイズがピッタリあっていたとしても、形が良くないと怪我をしてしまいます。
ハムスターの不要な怪我を避けるため、次のような回し車は選ばないようにしてください。
良くない回し車
- 走行面に隙間や継ぎ目がある
- はしごを曲げて丸くしたような形
こういったタイプの回し車は、ハムスターが足を引っ掛けて怪我をすることがあります。
絶対に買わないようにしましょう。
回し車選びのコツ3.ケージに合わせる
回し車は大きく分けると3つのタイプに分かれます。
それぞれの特徴を把握し、ケージに合わせて選ぶと良いです。
1.置き型タイプ
一番スタンダードなのがこの置き型タイプです。
日本では、このタイプが1番手に入りやすいです。
置き型タイプは、文字通り自立するため、ケージに取り付ける必要がありません。
なので、ケージの種類を選ばず使用することができます。
また、洗いやすいのもポイントです。
2.ケージ取り付けタイプ
このタイプは、金網タイプのケージに取り付けて使います。
また、最初からケージと回し車が一体になって売られているものもあります。
回し車がケージに固定されるため、ブレずに安定した回転が得られ、ハムスターも走りやすいです。
掃除の際などつけ外しが少し面倒ですが、足が不要のため場所を取らず、ケージ内を広く使うことができる優れた回し車です。
ただし、回し車が壊れた場合に交換出来ないものもあるので注意が必要です。
3.円盤型タイプ
海外では走行面が斜めになった円盤のような形の回し車も人気です。
スペースを使うので広めのケージでないと設置が厳しい場合もあります。
このタイプはゴミや糞が中に溜まるといったことがないため、清潔さを保ちやすいです。
また、掃除もしやすいです。
↓円盤型で人気の商品
これを選べば間違いなし。一番人気の回し車はこれだ!
ハムスターは夜行性ですので、主に夜中に回し車を使います。
夜中にガタガタとうるさい回し車で走られると同居している飼い主さんがストレスフルになってしまいます。
騒音で睡眠不足になるなど、よくありません。
そこで、静音性の高い「サイレントホイール」と「くるくるフラワー」が人気となっています。
サイレントホイールは置き型も金網ケージ取り付けタイプもあり、サイズ展開が豊富です。
他方、くるくるフラワーの方はサイズが小さめで、ドワーフハムスター向けです。
ゴールデンハムスターなど大き目のハムスターには向きません。
飼っているハムスターのサイズやケージの種類に応じて、どちらかお好みの方を選べばよいです。
回し車以外にも!ハムスターの運動グッズいろいろ
回し車以外にもハムスターの運動グッズはあります。
サークルやお部屋の散歩の時に遊べるようにしてあげるとハムスターが喜びますよ。
アスレチック&トンネル
アスレチックやトンネルは単体の商品をケージと連結したり、ケージ内に設置して使います。
その他、部屋んぽサークルなど、ケージ外で遊ぶ時に、置き型の運動スペースとして利用できるタイプも販売されています。
また、ハムスターは野生では穴を掘って住む生き物のため、トンネルが大好きです。
トンネルの途中で寝てしまって出てきて欲しいのに出てきてくれなくて困った…なんてことがない様に、分解できるタイプにしておくと安心です。
それぞれ、ハムスターの性格や飼育環境に合わせて設置してあげると良いでしょう。
家にあるものでも、工夫すれば運動グッズになる
トイレットペーパーやラップの芯、ポテトチップスの筒などは、トンネルとして遊ぶことができます。
また、ティッシュの空き箱や、お菓子の空き箱、ダンボールなどを組み合わせて、迷路を自作してハムスターの運動グッズにしている人もいます。
廃材で自作したオモチャは、汚れた場合に気軽に捨てることができて便利ですね。
出典:flickr
【危険】ハムスターボールや首輪やリードは絶対使わないで!
ハムスターを入れて遊ばせる透明なボール(ハムスターボール)がペットショップでも販売されていますが絶対に使用しないでください。
ハムスターが自分で自由に止まることが出来ずストレスがかかる上に、うまく止まれず壁などの障害物に当たった際に衝撃が原因で死亡事故も起きています。
また、ハムスター用として首輪やリードも売られていますが、絶対に使用してはいけません。
着用して散歩した場合に、思わぬ所で引っかかってしまい、首が締まって窒息死した事例もあります。
ハムスターをケージから出して運動させてあげる時は、何も付けず自由に動けるようにしてあげましょう。
部屋内など、散歩させるスペースには物を置かず、安全を確保すれば大丈夫です。
また、散歩中は絶対に目を離さないようにしましょう。
追伸
パパさんママさん、夜中にガタガタ走ってごめんなさい。うるさくても怒らないでね(汗