お迎えしたばかりのハムスターがあまりご飯を食べてくれない!
ハムスターは気分屋さん&ビビリ屋さんなので、ごはんを食べないことって、結構あります。
でも、お迎えしたての飼い主さんは、やっぱり不安になってしまいますよね。
- もともと食が細い子なのか?
- 病気なのか?
- 飼い方が良くないのか?
- 餌が気に入らないのか?
等々、考えられることは色々あるけれど、お迎えしたばかりの飼い主さんには分からないもんです。
オロオロしちゃうこともあるかもしれません。
そんな時は一旦落ち着いて、ハムスターの様子を観察してみましょう。
ハムスターの行動を見れば、大切なヒントが見つかります。
お迎えしたばかりのハムスターが餌を食べない時に考える4つの作戦
おうちに来たばっかりのハムスターは、生活環境の変化についていけてないケースがあります。
もともとハムスターはなわばり意識がとても強く、環境の変化に弱い生き物です。
新しいおうちはまだ慣れていないので、ハムスター自身が落ち着いていない時もあります。
そんな時の対応として、3つの作戦があります。
1.ケージをブランケットなどで覆ってあげる
お迎えしたばかりの臆病なハムスターは、「ここはどこだろう?知らないところだ。不安だ。怖いよぅ」と、まだ慣れない場所が怖いモードのため、ご飯を食べられないことがあります。
環境の変化がストレスになっていて、巣箱に隠れたまま出てこないこともしばしば。
そんな状態でご飯を食べることができない時には、巣箱の外も怖くないようにケージにブランケットや布などをかけて、覆ってあげましょう。
巣箱の外も暗くすることで、安心して外に食べに出てくることがあります。
ここで、注意すべきなのは、ハムスターをほっといてあげるということ。
せっかくケージを覆っても、飼い主さんが気になりすぎて、何度も布をめくって中を覗いてしまうとまったく意味がありません!
なので、なるべくそっとしておきましょう。
また、ケージを布等で覆うというのは、お迎えしたてのハムスターにとっては様々な良い効果があるので、ひとまずこの方法は実践してください。
お迎え直後のハムスターとの過ごし方については、こちらもご覧ください↓↓
2.夜になるのを待つ
ハムスターを飼った事がある方はもちろんご存知だと思いますが、ハムスターは夜行性の動物です。
昼間は巣穴で寝ている事がほとんどです。
ここを読んでいる方は、初めてハムスターを飼育する方もいると思います。
「朝の出勤前にあげた餌が、夕方に帰宅しても減ってなくて心配」という方もいるかと思います。
でも、ご安心ください。
ハムスターは、日中は寝ていますので、基本的に夜になったら隠れ家から出てきて食べてくれます。
なので、あまり心配し過ぎず落ち着いて待ってみましょう。
(あんまりにも食べないときにはそれ以外の理由が考えられますが)
逆に、うちの子昼間にごはん食べてるんだけど!と、心配する必要もありません。
人間も寝ている間に喉が乾いたり、トイレに行きたくなったり、お腹が空いたりして目を覚ますことがありますよね。
それと同じように、昼間は基本的に寝ているハムスターも、たまにのっそり起きてきて、水をのんだり、ご飯を食べることもあります。
ハムスターの1日の行動についてはこちらもご覧ください↓↓
3.お迎え前と同じフードに変える
ハムスターをペットショップで購入した人は、ペットショップのスタッフさんに、当時その子が食べていた餌の種類と量について聞いてみましょう。
里親になった人の場合は、もともとの飼い主さんに聞いてみましょう。
お迎え前はご飯をちゃんと食べていたのに、お迎えしてから食べなくなった場合には、フードがハムスターの好みではない可能性もあります。
お迎え前と同じフードに変えると、よろこんで食べる事があります。
しかし、その2日後に飼い主さんがアレルギーを発症してしまいました。
結果、ほんの数日の間に、ペットショップ→前のおうち→現在のパパとママのおうちと、引っ越しいたしました。
そうして、今のおうちに来てすぐの時に、ママがあることに気づきました。
それは、前の飼い主さんがワタクシと共に渡したペレットを、ワタクシがあまり食べていないということです。
そこで、パパとママはすぐにワタクシがペットショップに居た頃に食べていたナチュラルラックス(ワタクシの大好物)を買ってきてくれました。
結局、パパとママがナチュラルラックスを買ってきてくれたおかげで、とても元気に、病気もなく今も暮らしています。
実は、前の飼い主さんは、ハムスターを飼うのが初めてだったので、初心者向けの本や、ネット上によく書かれている“ハムスターにはミックスフードじゃなくてペレットをあげよう”のルールを忠実に守っていました。
たしかにペレットの方が栄養バランスがいいのは間違いありません。
前の飼い主さんなりにどうすれいいか?を考えてペレットを選んでいたのでしょうが、そのペレットが嫌いであまり食べていませんでした。
嫌いな物って、正直食べたくありませんよね?
誰にだって嫌いなもののひとつやふとつあります。
飼育書に書いてあることは、もちろん間違ってはいません。ペレットのほうが栄養バランス良いです。
でも、それよりも食べれるものを食べるという発想が大切です。
我が家の場合は、幸いなことにパパとママが、もともとのペットショップで食べていたフード知っていたのですが、実は、そのペットショップは今のお家の近所でした。
でも、普通はそんなことないと思いますので、お迎え前にはペットショップの店員さんや、前の飼い主さんにリサーチしておくことが大切です。
4.離乳食をあげてみる
極々稀にですが、お迎えしたハムスターが生後まだ1ヶ月前後だった場合に、離乳が不完全なことがあります。
もしもそうであれば、いきなり固形のフードを食べるのはとっても難しいです。
試しに、ペレットを割って小さくしてみたり、お湯でふやかしたりしたものをあげてみましょう。
離乳食であれば食べてくれる場合があります。
いづれの場合も、食べられるものを探っていくことが大切になります。
時間がかかるのを覚悟して、慣れて食べ始めてから徐々にペレットに移行していくなど、それぞれのハムちゃんのペースに合わせてあげましょう。
病院で獣医師に診てもらう
家でできる対策を全部試してもダメなことがあります。そんな時は、病院に行って診てもらいましょう。
自宅で出来ることは色々あります。
しかし、どれを試してもダメであったり、思い当たる節が1つもなかった場合は、やっぱり病院でハムスターを診察してもらうのが1番です。
歯が伸びすぎていたり、何かの病気だったりと、飼い始めの飼い主さんにはわからない何かが潜んでいる事があります。
「いやいや、ご飯を食べないだけなのに病院?(笑」なんて言って笑う方も多いです。
でも、ハムスターの健康を考えるならば、ごはんを食べないのは由々しき問題です。
すぐに病院に連れて行ってあげましょう。
もしこれを読んでいるあなたが「病院なんて大げさな(笑」と考えるタイプなのであれば、ハムスターが不幸になりますので、絶対に飼ったりしないでくださいね。
※注意※何か気になることがあるなら、色々試すより即病院へ行こう
ハムスターが餌を食べない事の他にも、何か少しでも気になることがあるのであれば、すぐに病院に行きましょう。
隠れた病気などが原因でハムスターの食欲がない可能性もありますし、逆に食べない事によって何かほかの症状がでてしまう可能性だってあります。
病院で餌を食べない事だけでなく、他の気になる事などもしっかり獣医師に伝えます。
獣医師もハムスターの身体を診ただけではわからないことがたくさんあります。
でも、ハムスターは自分で獣医師に症状を話すことなんて当然ながら出来ません。
飼い主さんがハムスターの家での様子を伝える事で、獣医師の診断のヒントにつながることはたくさんあります。
思ったことや気づいたことは些細な事でも、すべて伝えるようにしましょう。
病院選びや病院への連れて行きかたはコチラを参考にしてください↓↓
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そんな時でも、飼い主さんが適切な対応をしてくれることでハムちゃんの大切なちいさな生命が守られることもあれば、真逆の時もあります。
ご飯を食べないということは栄養がとれないということなので、長引けば確実に生死に関わります。
何日も様子見ばかりしていればそれだけハムちゃんは弱っていきます。
飼い主さんは素早い対応をお願いしますネ!