ハムスターとの生活はとても楽しく魅力的なものです。
ハムスターをこれからお迎えする方は、色々な情報を調べ、ハムスターのことを知り、準備をしたことでしょう。
けれど、大切に育てようと思い自宅にお迎えしたハムスターが、お迎えした時から病気を持っていたり、お迎えしてすぐに病気になってしまったりしては、とても辛いですね。
そこで、今回は健康なハムスターをお迎えする方法を共有します。
ハムスターを飼うのが初めての方にとって、初めましてのハムスターの個性を見抜き、その子にぴったりの住環境を準備してあげることはできません。
まして、すぐに病気を発症してしまい、看病生活をするのは初心者には不安すぎます。
この記事を読んで、なるべく健康体なハムスターをお迎えしていただければと思います。
ハムスターと出会う方法は2通りあります
ハムスターは、野良猫や野良犬のように、道ばたを野良ハムスターが歩いていることなんてまずありません。
ですので、ハムスターをお迎えする方法は、次のいずれかになります。
1.ペットショップで購入する
2.里親になる
里親になるには、知人が繁殖したハムスターを譲り受けるという方法があります。
また、最近はインターネットを通じて里親になるという方法もあります。
どちらにしても、ハムスターとは直接会って、しっかり健康チェックしてからもらい受けるようにしましょう。
1.ペットショップで購入する。
ペットショップで購入する場合には、いくつかポイントがあります。
信頼のおけるペットショップを選ばなければいけませんので、まず、ショップ内の様子を観察します。
匂いがキツかったり、清掃が行き届いていないようなペットショップは、ハムスターのおかれている環境もよくありません。
また、店員さん自身がハムスターの生態に詳しいかどうか、飼育のアドバイスをしてくれるのかを聞いてみることもとても大切です。
店員さんがあやふやなショップは残念ですがハズレです。
信頼できるショップが見つかったら、今度はそのショップに夕方以降に行きましょう。
ハムスターは夜行性なので昼間に行っても寝ている子が多く、活動している様子を確認することができません。
夕方以降になると目を覚まして元気に遊んでいる子を探すことが出来ます。
良いショップの判断に関しては、こちらもご覧ください↓
2.里親になる
友人がハムスターを繁殖させていた場合、譲り受けることが出来ることもあります。
しかし、そのような知人がいない場合には、インターネットを活用する方法があります。
Google等のサーチエンジンで「ハムスター 里親募集」等のキーワードで検索をかけると、里親募集のホームページや掲示板がヒットするかと思います。
また、最近は地元密着型のスマホアプリ「ジモティー」や「メルカリアッテ」でもハムスターの里親が募集されています。
インターネットでの里親募集は時々トラブルも見受けられるため、トラブル防止のためにいくつか注意があります。
まず、里親募集の文面だけみて即決するのではなく、飼い主さんや、お迎えするハムちゃんと実際に会いましょう。
可能であれば、お迎えするハムちゃんの両親にも会います。
飼い主さんとしっかり話し合って決めることが重要です。
実は、ワタクシの前の飼い主さんは、ワタクシをペットショップで購入した2日後に、ハムスターアレルギーを発症してしまったのです。
皮膚が痒くてたまらなくなり、どうしてもワタクシのことを飼えなくなった前の飼い主さんは、ワタクシの里親募集投稿をジモティに掲載しました。
前の飼い主さんはまだ名前も決まっていないワタクシを、泣く泣く里子に出すことにしたのです。
そして、ワタクシは今のパパとママと出会ったのでございます。
お迎えするハムスターが元気かどうかはもちろん気になりますが、お迎えする前に、飼い主さん自身の身体も確認すると良いかも知れません。
元気なハムスターの選び方。6つのポイントをチェック。
ペットショップで購入するにしろ、里親になるにしろ、健康なハムスターを選ぶためには身体をチェックします。
目星のペットショップには夕方に伺い、起きてるハムスターを見ます。
里親になりたい場合には、飼い主さんにお願いして、夕方に会えるようにしましょう。
ハムちゃんに会えたら、下記の6項目をチェックします。
1.まずは誕生日を確認。月齢は2か月程度の子がGOOD。
月齢はとても大切ですので、絶対に確認しましょう。
ペットショップであれば大抵の場合、いつ産まれた子なのかがポップに記載されています。
記載されてない場合は、店員さんに確認しましょう。
ちゃんと答えてくれない場合は怪しいので、そのショップで購入するのはやめた方がいいです。
里親の場合は、飼い主さんに聞きます。
生後1ヶ月半に満たない幼すぎる子は、体調が急変する恐れがあります。
かと言って、3か月を過ぎると生殖能力を持つ大人となってしまいます。
良くないペットショップだと、出産を経験して弱っているハムスターが販売されているケースもあります。(メスの場合)
ですので、お迎えするのは生後2か月程度のハムスターが良いです。
誕生日がいつなのかしっかり確認しましょう。
2.毛並みは綺麗?ハムスターは毛に光沢があるのが普通です。
ハムスターが元気かどうか、毛並みは重要なヒントになります。
脱毛してないでしょうか?
汚れや、フケなどないでしょうか?
何か毛並みに問題がある子は、もしかしたら皮膚病かも知れません。
同じ種類の他の子に比べて、体毛に艶がない子も何か病気を抱えていて元気がないのかも知れません。
気になる子の毛並みがキレイかどうか、よく観察してみましょう。
また、販売中のハムスターのほとんどすべてが汚れがあったりフケがあったりする場合は、そのショップ自体に何か問題があるかもしれません。
脱毛などが目立つ場合は、ストレスが大きい環境下で販売されているのかもしれません。
そう言ったショップはやめておきましょう。
3.耳はピンと立ってる?しわくちゃの子はしばらく様子を見てみよう。
ハムスターの耳は、状態を知る上でとても重要なパーツです。
気になる子がいたら、耳がピンと立っているかどうか見てみましょう。
本来、ハムスターの耳はピンと立っているのが普通です。
もし耳がしわくちゃな場合は、寝起きの場合があります。
元気がないのか、寝ぐせなのかを判別するために、しばらく様子を見ます。
しばらくたってもずっと耳がしわくちゃのままの場合は、病気の可能性もあるのでその子は選ばないようにしましょう。
4.目はちゃんと開いてる?目ヤニや涙はついてない?
ハムスターの目の周りに、涙や目ヤニがついていないか確認します。
寝起きの子は片目だけ閉じている子がいたりしますので、少し時間をかけてじっくり観察しましょう。
目ヤニで目がうまく開かない子は眼病の恐れがあるので注意です。
また、まばたきやウインクを繰り返す子も眼病の恐れがありますので、避けた方が良いでしょう。
5.お尻は濡れてない?しっぽやお尻周りをじっくり観察しよう。
お尻の観察もハムスターの健康状態をチェックするには重要です。
お尻やしっぽの周りなどが濡れてたり、汚れていたりしないかチェックしましょう。
健康体であれば、おしっこやうんちをしても、お尻は綺麗なままです。
目当てのハムスターがいたら、ケージから出してもらい、身体をひっくり返して確認します。
自分でひっくり返すことが困難な場合には、ショップの店員さんや、もとの飼い主さんにお願いしてお尻を見せてもらいましょう。
ハムスターをひっくり返した時に、お尻やしっぽのあたりが濡れていたら、病気で下痢をしている証拠です。
普通、おしっこやうんちをしてもハムスターのお尻は汚れませんので、お尻がキレイな子を選びましょう。
6.元気に走り回ってる?足はちゃんと床につけてる?
ハムスターが、元気に走り回っているかどうかも確認してみましょう。
寝起きのハムスターはのそのそと動くこともありますので、起きているハムスターをしばらく観察します。
目当てのハムスターが走る際に、足を引きずっていたりしないか?、地面に着けない足がないか?を、観察してみてください。
動きが怪しければ、足を怪我していたり、障害を持っている可能性があります。
しばらく見ても全く走る様子がない場合や、あまりにもおとなしすぎる様な子も、何かの病気かも知れませんので避けた方が良いでしょう。
ハムスターも飼い主も健康が第一!
以上の6点は、最低限チェックしましょう。
問題を抱えたハムスターをお迎えすると、ハムスターも飼い主さんも悲しい思いをしてしまう原因となってしまうので、注意が必要です。
ハムスターは風邪をひいたり、アレルギーにもなる動物ですので、身体の様子以外にも、鼻水を垂らしていたり、くしゃみをしていないかなども確認します。
しかし、これはハムスターだけでなく、飼い主さん側も注意する必要があります。
一緒に暮らしていく上では、ハムスターも人間も、健康が第一です。
しっかりとチェックして、元気なハムスターをお迎えしましょう。
ワタクシも健康には気を使って、毎晩しっかり回し車で走ってます。
そのかいあって、身体は引き締まっていますよ。
でも、お肉がついてないので身体が細長くなっちゃって、ママさんは「ロングポテト」なんてワタクシのことを……(汗