ハムスターをおうちにお迎えし、いよいよ楽しい生活のスタート!
でも、初日からスキンシップしすぎはNGです。
ハムスターは慎重な性格のため慣れるまで少し時間が必要です。
いきなり仲良くなろうとしたり、抱っこしようとして構いすぎても、ハムスターはストレスしかありません。
ですので、お迎え初日~1週間ほどは、焦らずじっくりとお互いの距離を縮めていくことが大切です。
今回は、ハムスターをお迎えしてからの理想的な1週間の過ごし方をお伝えします。
お迎え当日から抱っこされるのはめちゃめちゃ怖いんです(汗
でも、少しずつ慣れていけば、抱っこだって出来ます!
焦らずまったりと取り組んでくださいね。
なんでも最初が大切!ハムスターお迎え初日の3つの注意点
なんでもそうですが、何かを始めるときは、最初の一歩がとっても大切ですね。
せっかくお迎えしたハムスターに、最初に嫌われてしまったら、後の生活が台無しです。
でも、注意すべきポイントは3つだけ。
これさえしっかり守れば、ハムスターとのラブラブ生活が待っていますので頑張りましょう♪
注意点1.とにかくほっといてあげる
ひとつ目の注意点は、ハムスターをお迎えしたら、とにかくそっとしておいてあげるということです。
家にハムスターが到着したら、まずはすぐにケージに入れてあげます。
ケージに入れてあげる時は、連れてきた時にハムスターと一緒だったもの(入っていた箱や床材など)は、なるべく一緒にケージに入れてあげます。
ハムスターは自分のニオイがないと落ち着けません。
新しいケージには当然ニオイがまだついていませんので、それまで一緒だった床材等を一緒にケージに入れてあげることで、ストレスが少し軽減できます。
ハムスターを飼おう!と、散々考えて、色々と迷って、ようやくお迎えした かわいいかわいいかわいいハムスター。
しかし、どんなに可愛くて仕方ないとしても、ぐっと堪えてください。絶対にかまってはいけません。
ケージの中を覗き込んだり、声をかけたり、ましてムリヤリ触ろうとするのはもってのほかです。
初日のハムスターは、新しい環境や人間に対してビビりにビビっています。
無理にかまおうとするのは多大なストレスになるので禁物です。
なるべく静かにして、ハムスターの好きなように過ごして貰えるようにしましょう。
ケージに布をかけて人の目線や動きが気にならないようにしてあげるとより効果的です。
注意点2.忘れずにフードと水をあげる
最初にハムスターをケージに入れてあげるときに、必ず一緒にハムスター用フードと水を入れてあげます。
何度もケージに手を入れると、ハムスターは落ち着くことが出来ません。
なので、途中で不足しない充分な量のフードと水を準備してああげましょう。
フードの量は2~3g程度で十分です。
また、ハムスターは一度に大量に食事をすることはありません。
自分で貯蔵して調整して食べます。
なので、多少多くあげても問題ありません。足りないよりは全然いいです。
水に関しては、水ボトルいっぱいの量をあげれば十分です。
そして、日本国内でしたら水道水で問題ありません。
日本の水道水は飲用に適した濃度で塩素消毒されています。
浄水器を通したり、沸騰させたりすると、カルキが抜けて水が痛みやすくなってしまいますので、そのまま水道水をあげましょう。
そして、フードと水をあげたら、そのあとはケージの上から布などをかけてそっとしておいてあげましょう。
注意点3.おうちに来る以前と同じ生活ができるように配慮しよう
ハムスターは環境の変化にとても弱く、新しいケージは大きなストレスがかかります。
環境の変化は体調不良の原因になるので、フードや寝る時間などの生活スタイルは、なるべく以前に近い環境に整えてあげます。
ペットショップで購入する場合は、店員さんに生活スタイルを聞いておきます。
里親募集や友人等からもらった場合は、元の飼い主さんに生活スタイルを聞いておきましょう。
お迎えの仕方やいいショップの選び方はこちらも読んでおきましょう↓
もう少しの我慢です!お迎えから2~3日目の過ごし方
お迎えして2日もすると「そろそろ慣れたかな?」とついつい手を伸ばしてしまいます。
いやいや、まだ2日目ですよ!笑
焦ってはいけません。ここはぐっとこらえましょう。
2日目~3日目は最低限のお世話にとどめます。
2~3日目に行ってもよいのは、
- フードや水の補充
- 汚れた床材があれば交換
この2つだけ。
余計なことをして嫌われてはいけません。
ハムスターはまだまだこちらの様子を探っている段階ですので、下手に手を出さずにそっとしておいてあげましょう。
そろそろ慣れたかな?回し車の音を目安にしよう。
ハムスターが新しい環境に慣れてくれたかどうかの目安は“回し車を使っているかどうか?”です。
2〜3日が経過し、おうちに慣れてきたハムスターは、回し車で遊び始めます。
覗き込むのはハムスターのストレスになってしまいます。
なので、そっと耳を澄ましてみましょう。
回し車の音が聞こえたら、新生活に慣れ始めた合図です。
慣れないうちは回し車なんて使ってくれません。
回し車を使っている音が聞こえ始めたら、次のステップに進んでみましょう。
お迎えから4〜6日目。少しずつ接触していこう!
回し車を使い始めたハムスター。
ようやく新しい環境にも少し慣れてくれた様子です。
4~6日目は、ついに!ハムスターとの接触の時です!
※ハムスターはそれぞれ性格が違いますので、日数だけではなく様子を見ながら接触していきましょう。
手乗りハムスターへの第一歩!まずはおやつにチャレンジ
記念すべきファーストコンタクト。まずは、おやつをあげてみます。
でも、タイミングが大切。絶対にムリヤリあげてはいけません。
おやつチャレンジは夕方~夜の、ハムスターが起きている時間帯を選びます。
ハムスターをいきなりケージの外に出そうとすると驚いてしますいますので、ハムスターはケージの中に入れたままにします。
おやつの与え方は簡単です。
おやつをハムスターの身体のサイズに合わせて小さくちぎってあげます。
そして、指でつまんだまま、鼻先にそっと差し出します。
手から直接与えることで、飼い主さんの手の匂いを覚えてくれます。
飼い主さんの手が“美味しいものをくれる優しい手”であることをハムスターに認識してもらいましょう。
ハムスターが覚えてくれれば、手を近づけるだけで寄ってきてくれるようになります。
あせっちゃダメ!逃げるようであれば深追いしないで。
手からおやつをあげようとしても、怖がって逃げちゃう子もいます。
そういう子は特に臆病な性格なんです。
しつこく追いかけると余計に怖がられて、最悪嫌われてしまうので逆効果です。
そんな時はきっぱりあきらめましょう。
おやつは後でハムスターが食べられるように、エサ皿にでも置いてあげて、翌日以降にまたチャレンジです。
ハムスターも人間と同じで、人懐っこい子と人見知りする子がいます。
絶対に無理強いせずに、その子のペースで仲良くなりましょう。
根気よく続ければ、必ず懐いてくれるようになります。
ちなみに、お皿に置いてあげたおやつですが、翌日になっても食べていない場合があります。
それは、そのおやつが好きじゃないだけの可能性があります。
飼い主さんが好きとか嫌いとか、そういったことは関係なく、たんに嫌いなものは食べたくないんですね。
ダメなときは違うおやつで再チャレンジしてみましょう。
もったいないからと好きじゃないおやつを無理に食べさせようとするのはやめてください。
嫌いなものを持って追いかけ回したら、飼い主さんごと嫌われてしまうかもしれません。
しつこい奴は、ハムスターからも嫌われますよ!
どんな時でも、やっぱり深追いはせず、じっくりと取り組んであげることが肝要です。
おやつを食べてくれるようになった7日目以降の過ごし方
手からおやつを貰うことに慣れてきたハムスター。
飼い主さんの手が“美味しいものをくれる優しい手”であることも覚えてくれたことでしょう。
そしたら、いよいよケージの外に出してみます。
新世界へいざ行かん!ケージの外に連れ出す作戦
7日目ともなると、ケージの中はハムスター自身の匂いがついて落ち着く空間となっています。
ですが、ケージの外はまだまだ知らない世界です。ハムスターは落ち着くことが出来ない空間です。
なので、毎度のことですが焦ってはいけません。
まずは、おやつを手のひらにのせて、ハムスターを誘導してあげます。
ハムスターがおびえてなければ、そのまま手のうえでおやつをあげながら、そっとケージの外に運んでしまいましょう。
ハムスターにとってケージの中は自分の匂いがする落ち着く空間となっていますが、ケージの外は別世界です。
ケージの外に出した時に怯える様であれば、無理せずケージに戻してあげましょう。
ケージの外でも怯えた様子がなければ、さらに手の上でおやつをあげましょう。
おめでとうございます!手乗りハムスターの誕生です!
手のひらの上で安心した様子でおやつを食べることができればもう安心です。
飼い主さんはハムスターからみて安全な存在であると認めて貰えました!
ここからハムスターとさらに仲良くなってくると、自分から飼い主さんの手に乗りたがるかわいい仕草を見せてくれるようになりますよ。
ハムスターお迎え初期の注意点
今回の記事の中で何度も「あせってはダメ」ということを書きました。
ハムスターは小さくても生き物ですし、それぞれの性格もあります。
ちゃんと自分で考えて動く動物ですので、何事もハムスターのペースに合わせて進めてあげる必要があります。
慣れるのが早い子も遅い子もいるけど、すべてはハムスターのペースに任せよう。
今回の記事で紹介した、お迎えから1週間のスケジュールは、あくまで一般的な目安にすぎません。
ペットショップにいる時点で、既に飼い主さんの手から離れないほど人なっつっこい子もいれば、お迎えして1ヶ月経ってもまだ様子見している子もいます。
飼い主さんが早く仲良くなりたい気持ちはもちろんわかるのですが、焦ってハムスターにストレスを与えるようなことがあってはなりません。
逆に、飼い主さん大好き!早く抱っこして!という好奇心旺盛で人懐っこいタイプの子を、
まだ1週間経っていないからと構ってあげない。というのも、ストレスになってしまいますね。
それぞれのハムスターのペースに合わせて、ストレスフリーに仲良くなってくれればと思います。
ご飯の匂いがすると待ちきれなかったんでしょう(笑
一方、ワタクシはママの手に乗れるようになるまで2週間近くかかりました。
え、ビビりって?
いやなに、ワタクシは賢くて慎重派なだけですよ!!
まぁ、同じママでもハムスターによってこんなに差があるので、お迎えしたハムちゃんのペースに合わせて仲良くなってほしいと思います。