ハムスターのケージには何を敷く?様々な床材の特性と選び方。

野生のハムスターは地面の土を掘って巣穴を作り、草葉を集めて巣穴に運んで布団のように潜って暮らします。

その土や草葉の代わりを果たすのが床材です。

可愛いハムスターに快適に暮らしてもらうためにも、今回は床材の選び方とハムスターが快適な使用方法についてお伝えします。

それぞれの床材がどれもメリットとデメリットを持ち合わせているので、その床材の種類ごとの特性を知り、飼育環境や季節に応じた対応をしましょう。

 

鼠家ぽてと
ワタクシのケージには、パパとママが用意してくれたおうちがあります。けれど、床材を掘って、自作の別荘も作っています。

床材は快適な生活にはかかせませんので、床材選びについてはしっかり覚えてくださいね。

 

床材は大きく分けると2種類しかない

「ハムスターの床材」というと、様々なものが出回っています。

皆さんもウッドチップ、牧草、土、綿、新聞紙、、、と、様々なものが思い浮かぶと思います。

しかし、大きく分けると、2種類しかありません。

  • 床材として市販されているもの
  • 家にあるもので床材に使えるもの

この2種類だけです。

そして、選び方には簡単なコツがあります。

床材それぞれの特徴を知り、ハムスターの性格、ケージの環境を考慮して、最適なものを選ぶようにしましょう。

 

床材として市販されているもの

市販されている床材でオーソドックスなのは、次の4種類です。

  • ウッドチップ
  • コーンクリーン
  • ペーパーチップ
  • 牧草

それぞれの特性を知りましょう。

 

1.ウッドチップ

メリット

  • ハムスターが寝床にしやすい
  • 食べても安全

デメリット

  • アレルギーを起こす場合がある
  • ホコリが出やすい

 

ウッドチップは杉や松などの針葉樹を使用したタイプと、ポプラやユーカリなどの広葉樹を使用したタイプの2タイプがあります。

それらの木材を裁断し、細かくしたものがウッドチップです。

ハムスターが寝床にしやすく、食べても安全な素材です。

しかし、ホコリがでやすいのと、アレルギーを起こす子もいます。

ですので、脱毛や、発疹、くしゃみ、鼻水などのアレルギー症状がでた場合には、使用をやめたほうがいいでしょう。

また、人間がアレルギーの場合に、このチップのせいで症状が悪化するケースもあります。

また、最近はチップのアレルギーのリスクを減らした低アレルギータイプも発売されています。

それが次のコーンチップです。

 

2.コーンチップ

メリット

  • 低アレルギー素材なので、アレルギーのあるハムスターにも安心
  • ホコリが出にくい

デメリット

  • 商品が珍しく、なかなか売っているショップがない
  • ハムスターが寝床に使いづらい

 

根強い人気があるコーンチップです。

特に有名な商品がこちらのコーンクリーンベッド。

コーンチップは、何と言ってもアレルギーが出ないことが最大の特徴です。

その実力は、獣医さんがオススメするほどです。

しかし、一粒ずつが大きいため、穴を掘りにくいです。

ハムスターは床材に穴を掘って潜ってベッドにしたり、隠れたり、エサを隠したりするのですが、コーンチップはそれがやりにくいです。

 

3.ペーパーチップ

メリット

  • 水分を吸収しやすい
  • ハムスターの異常に気づきやすい

デメリット

  • 爪が伸びやすくなる場合がある

 

ペーパーチップは文字通り紙製のチップです。

紙なので水分を吸収しやすいメリットがあります。

夏場の湿気対策にもGOOD。

紙そのものが暖かいため、冬場の床材にも向いています。

白いのでオシッコの色や、出血等の異常に気づきやすいです。

他方、チップそのものが軽いため、ハムスターの爪のかき心地がものたりず、爪が伸びやすくなる子もいます。

 

4.牧草

メリット

  • 食べてしまっても安全
  • ケージの外に散らばりにくい

デメリット

  • 吸水性は他の床材に劣る
  • ハムスターの目などを傷つける恐れがある

 

牧草は自然由来のため、食べてしまっても安全です。

チップのように細かく分けられてはいないので、ケージの外に飛び散りにくく、掃除は比較的楽ちんです。

牧草は、他の床材に比べ吸水性が劣る部分があります。

また、尖った固い草はハムスターの目などを傷つける恐れがあるため、少し注意が必要です。

 

家にあるもので利用できるもの

ハムスターの床材は、なにも専用のものを購入しなければならないということはありません。

自宅にあるものでも、十分床材として使えるものがあります。

この3種類です。

  • 新聞紙
  • キッチンペーパー
  • ティッシュペーパー

これらをうまく活用すれば、経済的負担を少なくすることが出来ます。

それぞれメリット、デメリットがありますので、ひとつずつ紹介します。

 

1.新聞紙

メリット

  • 吸水性が良い
  • 温かい

デメリット

  • インクでハムスターの毛が黒っぽくなる場合がある

 

新聞紙は、吸水性もあり、温かいため、夏にも冬にも最適な床材です。

適切に使えば、ハムスターも隠れ家を作りやすかったり、エサを隠しやすいため、おハムにも嬉しい床材です。

他方、白い毛のハムスターの場合、新聞紙のインクがついて、黒っぽく汚れてしまう場合もあります。

しかし、新聞紙に使われているインクに害はありませんので、見た目が気にならない人は問題なく使用できます。

新聞紙を使う場合は、シュレッダー等で細く刻みます。

そして、手でクシュクシュと丸めて、ちぢれ麺のようなウェーブにします。

ケージにはたっぷりと敷いてあげるのがコツです。

鼠家ぽてと
ちなみに、ワタクシの家の床材は新聞紙です。
新聞紙は暖かくて快適なので、木のハウスはそっちのけで、自分で巣穴を掘ってベッドにしています。
エサも隠しますよ。

↓おなじみおポテはうす

 

2.キッチンペーパー

メリット

  • 吸水性が良い
  • 異常に気づきやすい

デメリット

  • 水に溶けないので床材を食べてしまうハムスターには向かない

 

キッチンペーパーは、吸水性が抜群のため、夏場の湿気対策に持ってこいです。

ペーパーチップ同様白いので、オシッコの色の変化や、出血等の異常に気づきやすいです。

しかし、キッチンペーパーは水に溶けないため、ハムスターが食べてしまうと危険です。

床材を食べる癖があるおハムには向いていません。

キッチンペーパーを使う場合は、細かくちぎってあげます。

そして、適度にこより状にまとめてあげましょう。

 

ティッシュペーパー

メリット

  • 吸水性が良い
  • 異常に気づきやすい

デメリット

  • 頬袋に張り付く恐れがある
  • 胃腸に詰まる恐れがある

 

ティッシュペーパーも、キッチンペーパーと同様に、吸水性が良いです。

紙の床材は総じて、オシッコの色の変化や、出血などの異常に気づきやすいです。

また、ティッシュペーパーは中途半端に水に溶けるため、ハムスターが口の中に入れると頬袋の中に張り付いたり、

誤って食べてしまうと、胃腸に詰まらせてしまう恐れがあります。

 

注意が必要な床材

床材の中には、素人が扱うには危険性が高い物もあります。

元々は実験施設等で使用されていたりしたものが、飼育に慣れた人に売れるということで一部ショップで扱っていたりします。

また、土など利益が大きいものを率先して販売する良くないペットショップもあります。

どうしても使用する場合は、ハムスターのこまめな観察を怠らないようにしなければいけません。

 

危険な床材1.綿

メリット

  • 温かい

デメリット

  • 胃腸に詰まらせてしまう恐れがある
  • 繊維が足に絡んでケガをする恐れがある

 

綿は防寒に優れた素材のため、寒い時用の床材として売っているペットショップが多々あります。

しかし、繊維が絡み合っているため、ハムスターが自分でほぐす事ができません。

実際、繊維が足に絡んでハムスターが怪我をする場合があります。

綿の床材を使用中に、ハムスターの歩き方や走り方に違和感を感じたら、足にワタの繊維が絡んでいないか、怪我がないかすぐによく確認します。

絡んでいて歩きづらかっただけであれば外してあげれば済みますが、繊維の糸が食い込んで、足が切れたりすると大事です。

綿が絡んでいたせいで転んでしまい怪我や骨折をしてしまうこともあります。

怪我が見受けられる場合には、すぐに病院に連れていきましょう。

その他にも、ハムスターが綿を食べてしまうと、胃腸に詰まらせてしまう恐れがあります。

もしも、繊維で繋がったウンチが見られたら、綿を食べている可能性が高いので使用を即時中止してください。

暖かさの面ではメリットもありますが、危険性も高く、要注意な床材です。

使用中はよく観察をしなければならないので、単身世帯や共働き世帯など、大人が見ていない時間が長くなるハムスターには使用しない方が良いです。

 

危険な床材2.土

メリット

  • 野生に近い環境でハムスターのストレスの軽減になる
  • 有機性の土の場合、トイレの匂いが気にならなくなる

デメリット

  • 清潔を保つのが難しい
  • 出血等の異常に気づきにくい
  • 虫が出やすくなる
  • ハムスターをケージから出す際に、家を汚す事がある。

 

土はとても賛否が分かれる床材です。

清潔が保ちにくく、出血等の異常にも気付きにくいので普段使いにはおすすめしません。

もし、ハムスターのストレスの軽減目的で土を使いたい場合は、床材にはせず、別で土を入れたケージを用意し、時々遊ばせてあげるだけにとどめましょう。

また、ペットショップが利益の為に、小動物専用土を売ろうと勧めて来る場合もありますが、あまり鵜呑みにしないようにしてください。

 

絶対ダメなやつ!ペットシーツ

結論から言うと、ペットシーツは、ハムスターの床材に絶対使ってはいけません。

ペットシーツとは、ケージの底に敷く敷物として販売されています。

「吸水力ばつぐんのゼリーがペットのおしっこを超吸収!消臭効果もバッチリ!」みたいな謳い文句で売ってます。

実はこの商品は、本来ウサギや犬などの少し大きめのペットに使うものです。

一見すると、ペットシーツはオシッコを吸収してくれたりするので、とても便利そうに見えます。

しかし、中に入っている吸水ゼリーはハムスターにとって大変危険です。

このゼリーとは、超吸水性高分子ポリマーというもので、主成分のナトリウムポリアクリレートは、とても有害な物質です。

ラット実験では、出血し、心肺停止(死亡)の結果が出ています。

また、実際に人間の赤ちゃんが、たったの5gを誤飲し、死亡した例も報告されています。

そんなものをハムスターが口にすればと思うと……ね? 絶対に使わないように!

 

もし、床材の下に吸水用に何か敷きたいのであれば、新聞紙を使用しましょう。

 

床材を入れる量と交換時期の目安

ハムスター関連の書籍はとても多く、また、ネット上にも様々な情報があふれています。

しかし、実際にハムスターと生活をすれば、あんまりそう言った情報は当てにならないなと思うことがあります。

ここでは、おハムな生活が推奨する、床材の量と交換時期の目安をお伝えします。

 

鼠家ぽてと
ワタクシのおうちは実際このように運用されています(笑

 

床材の量

床材は、ケージの底にたっぷりと敷いてあげるのが好ましいです。

ケージの高さにもよるのですが、目安はハムスターが完全に潜れる深さです。

鼠家ぽてと
ワタクシは床材を掘って巣穴にしていますので、床材は新聞紙を15㎝程度の高さで積み上げてもらっています。

 

床材の交換時期と交換量

床材は敷いてあげたらそれっきりでいいというわけではありません。

オシッコや水で濡れたり、ウンチで汚れます。

ですが、毎日掃除してはいけません。

ハムスターはとっても縄張り意識が強いため、毎日キレイにしてしまうと、落ち着きません。

床材は、3日に1回程度、一部特に汚れた部分を捨てます。

その時、床材の下にたくさんウンチが溜まっていてる場合は、まとめて捨ててあげましょう。

そして、必ず減った分だけ新しい床材を追加してあげます。

 

また、ケージの大掃除の時にも、コツがあります。

自分の匂いがする床材が残っていないとハムスターが落ち着かなくなってしまうので、全部捨ててしまわずに綺麗な床材を少しとっておいて新しい床材と混ぜてあげます。

大掃除は3週間~1ケ月に1度くらいにしましょう。

やりすぎるとハムスターが落ち込みます。

 

床材は、ハムスターの個性に合わせて調整してあげるのが大切

人間にも個人差があるように、ハムスターにも個人差があります。

「本に載っていたから」

「ネットに書いてあったから」

たしかにいろいろな情報をリサーチして参考にするのは大切なことです。

しかし、実際に使ってみて合わないものや、様子がおかしくなったものなんかは、すぐにやめてあげてください。

ハムスターごとの性格に合わせて、いちばん合うなと思う床材を見つけてあげましょう。

 

鼠家ぽてと
床材は、ハムスターの住環境を充実させるうえで、とても大事な要素のひとつです。
愛するハムスターの快適な生活の為にも、床材はしっかり準備してあげましょう。

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