ペットと共に暮らす時、とても重要になってくるのがトイレ問題。
わんちゃんやねこちゃんと同様に、ハムスターにもトイレが必要です。
ゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターなどはトイレを覚えてくれます。(ロボロフスキーハムスターには少し難しい様です)
彼らはトイレを覚えると、そこでおしっこをします。(ウンチはどこでもします)
トイレを一か所でするようになると、おしっこの量などが把握しやすくなるため、病気の早期発見にもつながります。
また、毎日の掃除が劇的に楽になります。
とっても便利な話ですが、トイレトレーニングをする為には、お迎えの前にトイレ自体を準備しておかねばなりません。
今回は、お迎え前のトイレの準備について学んでいきます。
え?うんち?
……なんのことですか?
ハムスターのトイレに必要な3アイテム
ハムスターのトイレを快適にするには、3つの必須アイテムがあります。
どれもペットショップや通販で買えますので、ケージなどその他のグッズを準備するときに、一緒に購入しておきましょう。
☆トイレ以外のグッズの準備はこちらもご覧ください
ケージについて↓
床材について↓
運動グッズ↓
巣箱について↓
1.トイレ容器
一般的に「ハムスターのトイレ」と言われたらこのトイレ容器の事を指します。
トイレ容器を選ぶ際のポイントはこちら。
- おしっこがしみ込まない材質のもの
- 屋根付き
- 出来るだけシンプルなつくり
トイレ容器は様々な商品が販売されています。
選ぶ際には、まずおしっこが染み込まないプラスチック製か陶器製(素焼きでないもの)のものを選びます。
大掃除の際に水洗いもできて衛生的です。
また、後述しますが、ハムスターのトイレの中には、専用のトイレ砂を敷きます。
ハムスターはトイレ時にこの砂をかきかきします。
すると砂がトイレ外へ飛び散るのですが、トイレに屋根があれば周りへの飛び散りが軽減されます。
また、ハムスター自身も屋根があるほうが落ち着いてトイレ出来ます。
なのでトイレは屋根付きを選ぶ方が良いです。
それから、トイレが屋根部分と底部分に二分割できる物の方が洗いやすく、日々のお掃除も楽になるので便利です。
ですが、複雑なつくりのものは、パーツの隙間にハムスターが手足をはさんだりして危険な場合もありますので、出来るだけシンプルなものを選んだ方が安全です。
ゴールデンハムスター用の定番トイレはこちら↓
ジャンガリアン、ロボロフスキー用の定番トイレはこちら↓
ケージの種類によってはケージの外側に取り付ける事のできるトイレ容器も販売されているので、ケージ内を広く使いたい方は、そういった選択肢もありです。
トイレとケージがセットの商品↓
2.トイレ砂
トイレ容器を置いたらそれで終わりではありません。
ハムスターは砂の上でおしっこをしますので、専用のトイレ砂をトイレ容器の中に敷いてあげます。
トイレ砂は、大きく分けると「固まるタイプ」と「固まらないタイプ」の2種類があります。
固まるタイプはおしっこがかかると(水分がつくと)砂が固まってくれます。
ですので、日々の掃除がとっても楽です。
掃除の際は、固まったところをポイして終わりです。
でも、中には砂を食べてしまうハムスターもいます。
もしも固まるタイプの砂を食べてしまうと、最悪の場合、胃腸に詰まらせてしまったりして死ぬ危険があります。
ですので、砂を食べてしまうハムスターには、固まらないタイプの砂を使ってあげてください。
トイレ砂「固まるタイプ」の定番品↓
トイレ砂「固まらないタイプ」の定番品↓
ハムスターがおしっこをしたら、その部分のトイレ砂を取り除き、減った分の砂を補充してあげます。
その時、砂を完全に取り除かず、少しだけ残してあげることが重要です。
そうすれば、おしっこのニオイが残るため、ハムスターが「ここがトイレだ!」と分かりやすいです。
3.トイレ用スコップ
ハムスターのトイレ準備最後のアイテムは、汚れたトイレ砂を取り除く専用のスコップを用意します。
このスコップですが、専用品も販売されています。
ですが、いわゆる普通のスプーンでも代用できます。その場合は、そのスプーンはトイレ掃除専用にして、それ以外には使わないようにしましょう。
※間違っても人間の飲食用途には使用しないように!
専用のスコップは、スプーンに比べて掃除がぐっと楽になります。
固まる砂を使っている場合、専用スコップは櫛の目のようになっているため、固まっていない部分を櫛の目の間からふるい落とすことができてとても便利です。
トイレ掃除のやり方と注意点
ハムスターのトイレ掃除はとても簡単です。
簡単なので、毎日ちゃんと掃除してあげましょう。
トイレ掃除の仕方
ハムスターのトイレ掃除はとても簡単です。
毎日トイレ砂を交換してあげるだけ!以上!
ですが、注意点がひとつ。
ハムスターは基本的に、「おっしこのニオイがする場所」でおしっこをします。
ですので、砂は全部を取り換えずに、一部を残してあげます。
そうすることで、一か所でのみトイレをしてくれるようになります。
病気の家内感染に関して
ハムスターのトイレ事情と切っても切り離せないのが、病気の家内感染です。
複数匹のハムスターを別ケージで飼っていてトイレを複数掃除する人は、注意が必要になります。
病気のハムスターがいる場合に、病気の種類によっては他のハムスターへも感染してしまうケースがあります。
その感染経路になりやすいのが、掃除用品の共有です。
病気のハムスターのトイレを掃除した時の菌が、掃除用スコップを媒介して、他のハムスターのトイレ砂に混入し、健康なハムスターにも病気が感染してしまうというもの。
この様な事態を避ける為には、
案1.病気のハムスターだけスコップを別にする
案2.病気のハムスターのトイレ砂掃除の前後は、スコップを洗浄と除菌する
このいづれかの対処を取らなければなりません。
家内感染は、飼い主さんが注意することで、ある程度避けることが可能です。
複数匹を飼育する場合には、このことも忘れずにおきましょう。
ハムスターにも安心の除菌スプレーの定番品↓
※ハムスターは自分のニオイがないと落ち着けないため、トイレ自体は消臭しないように。
トイレと砂場(お風呂)は一緒でいいの?分けるの?
ハムスターは砂浴びをして身体の清潔を保つ習性を持っています。
ですので、トイレとは別に砂浴び用の砂を入れた砂場(お風呂)があると良いです。
砂場の容器はトイレと同じもので構いません。
お風呂用の砂はこちらが定番です↓
ただし、砂場があっても砂浴びをしない子っています。
また、トイレでおしっこも砂浴びも済ませてしまう子もいます。
そのようなハムスターの場合には、トイレと砂場を別に設置せずに、砂場は撤去してしまっても良いです。
「トイレで砂浴びなんて不衛生だ」
と、心配する飼い主さんも居るかと思います。
ですが、ちゃんと毎日トイレ掃除をしてあげていれば心配はいりません。
また、ハムスターにとっては自分の匂いがする砂は安心できるものです。
ちなみに、撤去した砂場容器は捨てずにとっておきましょう。
トイレ容器の洗い換えや、壊れた時の予備にできて便利ですよ。
トイレが決まっていれば、ハムスターは落ち着いておしっこが出来ます。
飼い主さんの掃除もぐっと楽になります。
ワタクシもトイレでしかおしっこしません。
え?うんち?
……なんのことですか?